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赤いハーフソール加工

クリスチャン・ルブタンの紳士靴へのハーフソール加工です。

ルブタンの靴は真っ赤なソールが特徴的ですね(トゲトゲも)

しかし、ソールの表面だけが赤いので歩くと削れて下地の色が見えてきてちょっと残念。

そこで、赤い色のハーフソール加工を施し色落ちを防ぎます。


貼り付ける前にソールを軽く削って赤い部分を落とします。

せっかくの赤いソールを削っちゃうなんて…と思う方もいるかもしれませんが、ツルツルの面にゴムを貼ってもすぐ剥がれてしまいますので、これは必須の作業となります。革の面を露出させることで接着剤をしっかり塗布できるようになります。

写真では赤い部分がちょっと残っていますが、この程度であれば全く問題ありません。

完成です。

ゴム素材の特性上、薄く艶消しのような色合いですが、実際に履いて歩いてみると、それほど気にならないと思います。

今回使用したのはイタリアのカサリ社のバレリーナハーフソール(1.5ミリ厚)です。

柔らかくグリップ力があり、耐摩耗性に優れる素材です。

もう一足も同じように加工します。

トゲトゲが凄い迫力のあるデザインですね!


完成。

ルブタンがお好きな方には定番のカスタムですが、お持ちの方は如何でしょうか。

ハーフソール加工は靴が滑って困る時や、長持ちさせたい時にお勧めです。

貼るタイミングは擦り減って穴が空きそうになってからではなく、なるべく早い段階で貼ってしまうのが良いです。

私は新しい革靴を買った時はまず最初に貼っちゃいます。貼り付けたゴムが薄くなってきた時は剥がしてまた新しく貼れば、かな~り長持ちしますので良いですよ(^^)/