修理の季節

気温が段々と低くなり、肌寒い日が多くなってきました。しまっていた冬物のブーツや革靴を取り出して履き替える方も増えてくる頃だと思います。しかし、取り出した靴を見てみると、

 

・かかとがすり減ってしまっている

・カビが生えて汚い

・ソールが剥がれそう

・靴紐がボロボロ

 

なんて事はありませんか?修理して履くか、新しい靴を買うか悩むと思いますが、愛着のある靴は捨てる前に是非ご相談下さい。

 

修理といってもどんな事ができるのかわからないという方もいらっしゃると思うので、参考までに今回は私の私物のブーツを直してみたいと思います。

こちらは購入して間もない時の私のブーツです。ツヤ革ではなくオイルを含ませたスエードが使用されているので革の表面はしっとりした表情のある素材となっています。

足のサイズを測ってセミオーダーで作ってもらいましたので最初から足にフィットして履き心地が良く、お気に入りの一足です。

 

靴の内側の色をあえて明るいオレンジにしたのが個人的にお気に入りポイントです(どうでもいい事ですね)

買ってから1年半経ったブーツです。履き皺も付いて雰囲気のある見た目になってきました。革の表面は油分が抜けてきて若干カサカサになってきたので油分を補給しないといけません。

 

「良い靴を長く履こう」をモットーとしていますので、このブーツも修理しながら毎年写真を撮り続けて変化を見ていきたいと思います。

1万円の靴を毎年買って履き潰すよりも、ちょっと高い靴でもお手入れと修理で5年~10年と履く事ができれば結果的にお得なのでは?という事を実証していきます。

まずはかかと部分。全然気が付きませんでしたがかなりすり減ってこのままではゴムの部分だけでなくヒールまで削れてしまいます!

 

靴を修理する言わば「靴のお医者さん」なのに、こんなに擦り減らして歩いていては医者の不養生と言われてしまいますね(;^_^A

 

今の段階ではゴム1枚を剥がすだけで新しい物にすぐ交換できますので今のうちに対処します。

前面にはソールを保護するためのシートを貼っていましたが、こちらはそれほどすり減ってはいません。厚さ1mmの薄いシートなので穴が空いていてもおかしくないと思っていましたが、意外と耐久性がありますね。

 

こちらも剥がして新しく交換します。

剥がしてみるとすべり止めを貼っておいたおかげでソールそのものにはほとんどダメージはありません。

 

レザーソールはゴムソールと比べ柔らかい素材なので履き心地は良いのですが、減るのが早くソールに穴が空きやすいのが難点。

対策として早いうちにゴムのシートを貼っておく事で耐久性が飛躍的にアップします。

すべり止めが付いているのでツルッと滑って怖い思いをする事も防げるので、新しい靴を買ったらなるべく早く貼ってしまう事をお勧めします。

今回はせっかくなので新商品のミシュランの「レインソール」とレインヒール」を貼ってみました。ミシュランのキャラクター「ビバンダム君」が描いてあり可愛いですね。

溝のパターンがセットになっているので両方に貼ると統一感のある見た目になります。

 

その名の通り雨の日に滑りにくい模様になっておりますので(ミシュランのタイヤのパターンがモチーフになっているそうです)雨の日でもガンガン履きたい靴に良いです。

 

履いた感じは、硬すぎる事もなく適度にしなやかな素材なので

履き心地が良いです。この他にも雪用のもっとすべり止めの強い素材もありますが、それはまたの機会にご紹介いたします。

アッパーの革のお手入れとしてはこの靴の場合はオイルを含んだスエード素材なのでブラッシング後にミンクオイルを塗って油分を含ませればOKです。写真ではわかりにくいですが、カサカサだった革にしっとりと潤いが戻ってきました。

 

通常のツヤ革の場合はクリーナーで汚れを落とし、乳化性クリーム等で革に潤いを与えて革がひび割れたりしないようにケアしてあげて下さい。

 

今回は一例として私のブーツを修理しまして、料金としてはハーフソール加工2200円+リフト交換2500円+靴磨きで1200円で合計5900円となりますが、靴の状態や使用する材料によってもお値段は変わりますので、「なるべく安く直したい」「ちょっと高くても長持ちする素材にしたい」「滑りにくい素材が良い」等ご希望がございましたらお気軽にご相談下さい。

また、靴クリームや中敷等のシューケア用品も取り揃えておりますので、使い方がわからない時やどうしたらいいかわからない時も是非ご来店下さい。